保険を使わず作る入れ歯を「自費診療の入れ歯」と言います。
保険の入れ歯で使えない高価な素材などを用いる場合もあります。
このふたつの最大の違いは、「精度」だと私は考えています。
保険の入れ歯は、同じタイミングで、同じ技工士さんに依頼してふたつ作ってもらったとしてもまったく同じものにはならないのです。
それくらい、精度が低いものだと理解してください。
反対にいえば、うまくフィットするものが出来上がってくる可能性ももちろんあります。
しかし、医療行為がそんな賭けのようなことではマズい、と考えています。
先に書いたように、高価な素材を使ったり、調整に何度も時間をかけたりするために自費の入れ歯の費用は、保険よりも高くつきます。
しかし、これからの人生を考えた時に、痛みのある入れ歯、しゃべるたびにズレてしまうような入れ歯で何十年も暮らしていくのでしょうか? さらにズレた入れ歯を使い続けることで、入れ歯を支える土台を失うおそれもあります。もしそうなると、入れ歯さえも使うことができなくなってしまうのです。
それは結局「高くつく」ことにはならないでしょうか?
だからといって、「すぐ自費の入れ歯を選んで高いお金を払いなさい」とは私は考えていません。
まず「どんな入れ歯があるのか?」、「自分が求めている入れ歯はどんなものか?」を考えてみてください。
そして、自分の希望をかなえてくれるような入れ歯を探すほうがずっと良いと思います。
ぜひこのホームページを参考にしてもらえれば幸いです。