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前回の稿では歯がなくなると骨は痩せる、というお話でした。

今回は、骨が痩せれば痩せるほど、噛める義歯は作りにくいのだ、というお話をします。

1:上下で総義歯を入れている方の顎の断面図で示すと

上半分の黒いところは上顎の歯茎と骨の部分。

下半分の黒いところは上顎の歯茎と骨の部分。

赤いところが上下の義歯です。

義歯がガッチリ歯茎にはまっている印象だと思います。

2:歯茎や骨が痩せた方の断面図は

痩せて平らになった骨の上に義歯が乗っかっている印象だと思います。

3:義歯が動く!

仮に今、横方向の力(赤い矢印)がかかったとすると、義歯は歯茎からずれて離れようとしますね。

どちらの方が義歯が外れやすいでしょうか?

実際には真横から力がかかることは少ないですが、咬むと言う行為は力をかけて食物を粉砕することですから、食物にかかった力と同じだけ義歯にもかかるわけです。

しかも様々な方向で。

それらが義歯を歯茎から引き剥がす作用をするわけです。

4:義歯が動きやすいとなぜ噛めないか?

例えば包丁で①硬い人参を切る、②柔らかいソーセージを切る、という場合を想像してください。

①硬い人参を切ろうとすれば、包丁をしっかり握り、力がしっかり伝わるようにしないと切れませんね。

②柔らかいソーセージを切るならば軽く握って、すっと押せば切れますね。

動きやすい義歯では、軽く握った包丁と同じで硬いものを切ろうとすれば動いてしまって力がうまく伝わりません。その結果きれません。

歯茎がしっかり残っていて、動きにくい義歯ならば力をしっかり伝えることができるので、食べ物を切ることができるのです。

5:結果、骨の痩せた人の義歯と骨がたくさんある人の義歯は違う

Aが歯茎がしっかりある方の総義歯。Bが歯茎が痩せた方の総義歯です。

Aの特徴:

①人工歯が「山と谷」がくっきりしています。そのため食べ物が切れやすいです。

②物を噛むと義歯が歯茎から離れようとする横方向の力がかかりやすいです。が、歯茎がしっかりあるので実際には離れ難いです。

Bの特徴:

①人工歯が「真っ平」らです。すりつぶし専門なので切ることは得意ではありません。

②物を噛むと人工歯の部分で横にスライドするので、義歯が歯茎か外れにくくなっています。

6:なんでも噛めるようにしたいものの、、、

やはり顎の骨がたくさんあった方が、天然歯に近いかみ合わせを与えることができるので噛めます。

天然歯のように顎の骨にささっていれば、ずれることもありませんが、乗っかっているだけですのでずれることもあります。この義歯のズレを防止するために近年ではインプラントを活用するやり方も確立されてきました。

インプラントで義歯をロック!

 

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